医療における技術革新は日進月歩です。
診断技術は急速に向上し、様々な機器により私たちの体の内部の状況がより精密に正確に分かるようになりました。
治療技術も飛躍的に進歩し、できるだけ体に傷害を与えない治療が可能となりました。
また遺伝子解析による精度の高いオーダーメイド医療なども登場しています。
このような最新の医療技術は、治療法として確立はしているが保険適応とすべきかどうか検討される段階にあり、一般の保険診療の適用外で高額な医療費が発生してしまいます。
あまりにも高額な医療費だとせっかくの医療技術も活かされることもなく、また患者の多様化するニーズにも対応できません。
そこで厚生労働省は、一般の保険診療で認められている医療の水準を超えた最新の先進技術として厚生労働大臣から承認を得た医療行為を「先進医療」とし、その技術料等は患者の全額負担となるが、その他の通常の治療と共通する診察料・検査料・投薬料・入院料などは公的医療保険の適用となり、患者の自己負担を軽減する制度を作りました。(厚生労働省発表の先進医療の概要)
現在承認を受けている先進医療は90種類(平成21年5月1日現在)あります。
先進医療の内容、実施可能な医療機関は厚生労働省で公開されています。(詳細はコチラ)